「落語とは人間の業の肯定である」 [Vol.1]
- 2016.04.20
- Kousuke Nojima
落語がブームになっているそうで。
色んな人に落語が広まるということは
ファンの僕からしてもありがたいことです。
アニメが話題になっている
「昭和元禄落語心中」
夏子の酒の作者で有名な尾瀬あきら先生の
「どうらく息子」
年末ドラマの「赤めだか」が記憶に新しいですね。
立川談志をビートたけしが演じていることに
なんだか因縁めいたものを感じます。
まぁ少し時代を戻せば、
「しゃべれども しゃべれども」
「タイガー&ドラゴン」
「ちりとてちん」などなど
思い返せばいつの時代にも落語ブームというのはついて回っていて
実はそこまで目新しいものではないんですね〜
早速ブームを全否定しちゃってる。
落語の面白いところは
登場人物がみんなダメダメなところです。
酒ばかり飲み、遊んでばかり、ロクに働きもしない。
そんな人達を笑ってあげる。
人間の業を、人間の心根にあるどうしようもない部分を
許してあげることなんですね〜
それが落語のとっても素敵なところです。
こうして日々積み重なる落語愛を
ここで少しずつ喋っていきたいと思います。
今回は立川談志師匠が初高座で演った
「浮世根問」を置いていきます。
「ねもん」ではなく「ねどい」
物知りで通っていて、知らないことを知らないと言えない「ご隠居」と、
生粋の江戸っで、おっちょこちょいな「八っつぁん」
落語ワールドでは常連となっている二人のキャクターの掛け合いが特徴の滑稽噺です。
ちなみにこちらの動画
ほとんどが師匠の枕(本題に入る前の小話)なんで
全く参考にはなりません、かぁーっ